PROCESS

Expand your taste of LAODI


母なる土地で育てるLAODIのさとうきび

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海が唯一ない東南アジアの内陸国ラオスは、はにかみの国と呼ばれています。1800年代後半にはフランスの植民地になりました。ラオスの首都にはパリの凱旋門を思わせるシンボルがあったり、フランスパンに具材を詰めるサンドイッチなども残されており、今でもその面影は各地に残されています。

母なる川という意味のメコン川は全長4,200kmにも及び、首都圏を流れるのはカンボジアとこのラオスだけ。ピュアで豊富な水源に恵まれながら、多くの農作物が良質に育ちます。また、インドから東南アジアにかけての地域がさとうきびの原産国ともいわれ、この地でラム酒づくりを行うことは偶然ではありません。


そのエリアにあるLAODI蒸留所は、2006年に自社で畑を切り開き、歩いたら1時間以上かかるであろう10ha以上もの敷地で無農薬さとうきびを栽培しています。ラオスは東南アジア諸国の中で唯一海がなく、メコン川の真水のみで栽培されます。このおかげで海の近くで育つさとうきびのように磯臭さが残らず、さとうきび本来のピュアで甘い香りが特徴です。糖度は平均20度以上にもなり、日本の一般的なさとうきびよりも約60%も甘いんです。

世界3%しかないラム酒とは

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ここで知っていただきたいのは、ラム酒の製造方法。
主に2つあります。


<トラディショナル製法>

これは砂糖を生産すると、結晶にならない部分が発生し、その部分(=廃糖蜜)と呼ばれるブラウンシロップを原料にする製法のこと。シロップにしてしまえば、腐ることはなくオールシーズンの製造が可能なので、世界97%のラム酒がこの製法でつくられています。


<アグリコール製法>

トラディショナルでつくられるラム酒よりうまいものが飲みたい!というフランスの美食家が発案したとされる製法。さとうきびの一番搾りジュースのみを原料にし、ラム酒づくりする製法のこと。さとうきびジュースは保存できず、新鮮なうちに仕込まなければならないため、収穫時期にしか製造できません。このように手間暇がかかる上、効率のよくない製法でつくられるラム酒は世界でも3%しかありません。


LAODIでは、この2つ目のアグリコール製法でラム酒づくりをしています。一体なぜかと聞かれれば、苦労してでも、さとうきびを活かすうまいラム酒づくりをしたいという醸造責任者井上さんの想いがあるからです。

Process of LAODI

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LAODIはさとうきびの栽培から収穫、圧搾、発酵、蒸留そして熟成をすべて手作業で行い、お客様にお届けしています。

 

なぜラオスでラム酒?

さとうきびのルーツ東南アジアからインドにかけてと言われ、

かのアレクサンドロス大 王がガンジス川流域からギリシアに持ち帰ったという逸話があります。

LAODIの自社畑はちょうどそこに位置し、チベットの雪解け水が峨々たる山々を流れ 抜け、

肥沃な土壌が堆積する地帯とも重なります。

さらに、一年を通して気温が高く、

生長期と収穫期の極端な降水量差を利用した高糖度のさとうきび栽培が可能です。

LAODIは世界随一の好適地にてラム酒づくりのためのさとうきびを栽培しています。

点と点を繋ぐ、ラム酒づくり

「世界に通用するクオリティのラム酒づくりに挑戦する」

という一人の日本人から始まった壮大な物語。

幾度とない試練を乗り越え、繋げてきたこのラム酒はまさに"歴史"です。

酒づくりのプロでもなく、立派な設備があるわけではない。

それでも目の前にあるものを生かし、自然に則したラム酒づくりを10年以上行ってきました。

なぜラオスかと聞かれれば、LAODI醸造責任者の井上さんはこう答えます、

「自分が幼少期に過ごした広島の原風景にとてもよく似ていたから。」と。

人生はいくつもの点が繋ぎ合わされて道になります。

そんなことを教えてくれるラム酒、かもしれません。

こうしてあなたがこのページを読んでくださっているのも、

何かの点と点の巡り合わせかもしれませんね。

LAODI蒸留所

首都ヴィエンチャン、ラオス開墾した20haにもおよぶ自社さとうきび農園は

ラオス・首都ヴィエンチャン市内から車で約1時間、のどかな郊外に立地しています。

土を耕すこと、雑草を抜くこと、さとうきびを収穫すること、

全て人の手によって行われています。

ラオスの大地と雨と太陽の恵みで育ったさとうきびは

最長8mにもなり、糖度も20度を超えます。

毎年11月~2月にはさとうきび収穫に伴い、酒づくりが行われます。

事前に予約をすれば見学も可能です。

もともと日本市場向けに

つくられていたLAODIですが、

売れ行きは鳴かず飛ばず。

ラム酒づくりの経験がなかったものの、

それでも目の前にあるものを生かし、

自然に則したラム酒づくりを10年以上行ってきました。




従業員とのトラブルがあったり、

急な停電に見舞われて設備が稼働できないなど、

いくつもの困難を経験してきました。

それでも自分を見つめ直すきっかけを与えてくれたこの土地で、

これまでにない世界基準のラム酒づくりに

挑戦することを決心しました。

そして、日本きってのデザイナーである久住芳男氏と組み、

製造方法やラベルデザインを一新させ、

2014年から新生LAODIとしてブランドをスタートさせました。

2018年から国際的品評会でも受賞をし始め、

その勢いは留まることを知りません。

LAO AGRO ORGANIC INDUSTRIES LIMITED

Km47 National Road South No.13 Naxone Village,

Pakgum District,

Vientiane Capital, Laos

https://rhumlaodi.com

Tel : +856 20 28298789

ラオスの豊潤な大地で育つLAODIのさとうきび

ラオスの優れた環境と
さとうきびについて

東南アジアの唯一海がない内陸国ラオスは、はにかみの国と呼ばれています。

1800年代後半にはフランスの植民地になりました。

ラオスの首都にはパリの凱旋門を思わせるシンボルがあったり、

フランスパンに具材を詰めるサンドイッチをはじめとした食文化、様々な様式も根付いており、

今でもその面影は各地に残されています。



母なる川という意味のメコン川は全長4,200kmにも及び、

首都圏を流れるのはカンボジアとこのラオスだけ。

ピュアで豊富な水源に恵まれながら、多くの農作物が良質に育ちます。

また、インドから東南アジア周辺の地域がさとうきびの原産国ともいわれ、

この地でラム酒づくりが行われることは必然とも言えます。



そのエリアにあるLAODI蒸留所は、2006年に自社で畑を切り開き、

端から端まで歩いて1時間以上かかる10ha以上の敷地で無農薬でさとうきびを栽培しています。

内陸という立地で海水の干渉を受けず、メコン川由来の真水のみで栽培されます。

海の近くで育つさとうきびのように磯臭さがうつらず、

さとうきび本来のピュアで甘い香りが特長です。

糖度は平均20度以上にもなり、日本の一般的なさとうきびよりも約60%、

自然な甘さをより感じられるものとなっております。

世界3%しかないラム酒の一つ

LAODIの
アグリコールラム製法について

LAODIの特長の一つである、

アグリコール製法とそのプロセス

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