LAODI MEMBER & ACCESS
井上 育三
1954年2月14日、広島県福山市生まれ。LAODI醸造責任者。
同級生とともに化学分析機械販売の会社を立ち上げ、長年営業部長として自社製品を販売。取引先とのある出会いでラオスを訪れ、故郷・福山に似た風景や人々に魅了され、ラオスでのラム酒づくりを決意。
ラム酒づくりをはじめとする酒づくりは未経験だったものの、自身が持つ化学的知識や専門家から知識を得て、独自にラム酒づくりの経験を培ってきた。
たった一人の日本人として現地社員と働くが、実はラオス語は最低限レベル。その代わり、身振り手振りのジェスチャーやたまに出る備後弁でスタッフに指示を出すが、長年働くスタッフも多く、みな井上が話す広島ラオ弁を理解している様子。
2021年1月にはラオス共和国へ貢献した人物としてラオス政府より表彰。
シハッタ・ラスフォン
LAODI代表、海外営業担当。
元ラオス文部大臣の父を持ち、幼少期はフランスに数年間居住。
4ヶ国語(ラオス語、フランス語、英語、日本語)を操る国際人。
大学時代に日本へ留学し、8年ほど日本で学業、様々な業務に従事。
小泉元総理大臣がラオスへ訪問した際は通訳を務める。
4人兄弟の3男である彼はどこか陽気な人懐っこい性格。
好奇心が非常に旺盛で、あらゆるものを集めたいコレクター気質の一面も。
家族がハワイに移住し、ラオスに残りLAODI、そして家族を支えている。
自分が生まれたこのラオスという国をもっと誇りある国にしたい、
そう常に語っている。
ドックマイ・ケオミザイ
ラオス・ナーソン村生まれ2008年からLAODIで働き始め、現在はLAODI総合マネージャーを務める2児の母。
工場からほど近い村からバイクで通勤している。
ラオス人は比較的シャイな性格の人が多い中、彼女は人見知りをせず、工場見学ツアーに訪れる欧米人にも機敏な対応をとっている。
醸造責任者の井上とは家族ぐるみの付き合いをしており、彼の自宅が停電してしまうと自宅に招き、よく夕食もともにしている。
LAODIで働き始めてからは、自分が生まれ育った故郷で、誇りのある仕事ができて嬉しいと語る。
次女は村で唯一国立大学進学を希望しているため、LAODIを手伝いながら受験勉強、英語を勉強している。ドックマイは工場で行われるパーティーでは踊ったり、歌ったりするのが大好きという一面も。
「いつか日本に行ってみたい!」という願いがかなうよう、日々の酒造りに精進している。
LAODI社員
15名程度が在籍し、明るく誠実なベテラン揃い。
20〜40歳という若い世代が働き、女性が多い蒸留所。
農場近隣に住んでいる社員がほとんどのため、通勤はバイク。
LAODIの世界に通用するラム酒づくりを誇りに日々奮闘中。
稲子 きよみ
日本輸入元の株式会社シィクリエイティブインターナショナ LAODI JAPAN事業部に所属。日本ラム協会認定ラムコンシェルジュ。
井上のラム酒やラオスに対する情熱に魅了され、2016年には1年間大学を休学し、現地ラオスでラム酒製造と広報を経験。2019年より日本での販売を担当。
当初はラム酒について何も知らなかったものの、LAODIに関わる人々や従業員と生活していくうちに、ラム酒だけでなくお酒と人の関係に興味を持ち始め、LAODIを通して知り合う様々な人との貴重な出会いが、この仕事の醍醐味だと感じている。
現在は日本でSNSやオンラインショップを中心に、LAODIの飲み方やラオスについての情報発信、イベント運営を積極的に行っている。
LAODI蒸留所
ラオス首都ヴィエンチャン中心部から南に47km地点に拠点を構えるLAODI蒸留所。
もともと原森林だった土地を開墾し、さとうきび畑にした。
近所の牛や山羊、猫に至るまで様々な動物がひょっこり遊びに来る時も。
日本では見かけない品種の昆虫などもたくさん生息する自然豊かな地域を拠点としている。