【ツアーレポ No.2】日本ラム協会主催 LAODI&ラオスツアー2024
皆様いつもLAODIをご愛顧いただき、誠にありがとうございます!
LAODI日本輸入元 株式会社シィクリエイティブインターナショナル 担当の稲子です。
今回はラオスで日本人が作るクラフトラム LAODI(ラオディ) の蒸留所見学&ラオス観光というプログラムの日本ラム協会様主催「LAODI&ラオスツアー2024」2日目のレポートをお届けします。
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【目次】
・ホテル出発
・オリエンテーション
・昼飯
・蒸留所見学
・ウエルカムパーティー
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長旅を終えた翌日、2日目の朝です。
今回のメインイベント、蒸留所見学です!
9:00出発なので、それまでに皆さん一階の朝食会場で食事を取りました。
ビュッフェスタイルで、新鮮なフルーツや注文してから作ってくれるスクランブルエッグなど豪華な朝食をいただきました。(写真忘れました…。)
福島組のお二人も出発準備万端!
こちらはホテルの入り口です。
到着が夜でしたので、朝になってやっとヴィエンチャンの街並みが見えてきました。朝早く起床し、街を散歩した方もちらほらいらっしゃいましたね。
ホテルは中心部に位置しているため、観光もしやすいです。
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●ひたすら赤道!凸凹バス旅
バスに乗り込んで出発です!なんとも言えない内装が東南アジアらしいですね。
赤土の凸凹道を進み、中心部から約1時間半ほどかけて蒸留所に向かいます。
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●ついに到着!存在した「ミスターLAODI」
バスが無事蒸留所へ到着し、ゲストスペースにてオリエンテーションが始まりました。
もちろんお話しいただくのはこの方、LAODI醸造責任者であり創業者の井上育三氏です。
<LAODI醸造責任者 井上氏プロフィール>
1954年2月14日、広島県福山市生まれ。
LAODI醸造責任者。
同級生とともに化学分析機械販売の会社を立ち上げ、長年営業部長として自社製品を販売。取引先とのある出会いでラオスを訪れ、故郷・福山に似た風景や人々に魅了され、ラオスでのラム酒づくりを決意。
ラム酒づくりをはじめとする酒づくりは未経験だったものの、自身が持つ化学的知識や専門家から知識を得て、独自にラム酒づくりの経験を培ってきた。
たった一人の日本人として現地社員と働くが、実はラオス語は最低限レベル。その代わり、身振り手振りのジェスチャーやたまに出る備後弁でスタッフに指示を出すが、長年働くスタッフも多く、みな井上が話す広島ラオ弁を理解している様子。
2021年1月にはラオス共和国へ貢献した人物としてラオス政府より表彰。
到着するや否や、ラオスでラムづくりを行うことになった経緯やこれまでの苦労、そして今後の展望を熱くたっぷりお話しいただきました。
▼LAODIの詳しいブランドストーリー
https://www.laodijp.com/pages/brandstory
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●毎日これしか食べてない!井上氏の固定ランチ
オリエンテーションが一通り終わり、みんなでランチタイムです。
空芯菜のような漬物と甘めに味付けされた角煮と卵が乗ったご飯。
優しい味わいのスープと一緒にいただきます。
青空のもとで楽しそうですね!
蒸留シーズンは特にお昼はこれ一択です。村にご飯屋さんも数軒しかなく、いつもご飯を作ってくれる飯屋のお母さんも決まっています。そのため井上氏の昼メニューは自動的にこれしかないそうです。
しかしシンプルで優しい味わいは毎日食べても飽きないです。
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●「畑から自分たちで育てる」その現場へ
井上氏の説明の後はお待ちかねの蒸留所見学です。
まずはさとうきびが育つ畑へ、徒歩で向かいます。
LAODIのさとうきび畑は元々原生林地帯でした。今から20年ほど前に自らの手で開墾し、およそ20haの敷地面積を所有しています。品種はUTONGというタイ産の品種を栽培しています。基本的に1種類です。植え付け、雑草抜き、収穫まで全て手作業で行います。
もう少し奥の畑に進み、焼畑の説明を受けます。
昔、焼畑のために火をつけたところ、乾燥時期だったこともあり火が広範囲に燃え移ってしまったエピソードをお話しいただきました。
燃え広がらないようさとうきびを切り倒しても全く火が消えず、井上さん自身も真っ黒になり、髪の毛も燃えてしまうほどの事態に。
「これはもう明日日本へ逃げて帰ろうと思った」ほど追い込まれだ状況だったそうです。
火事自体は自然に消えていったそうです。
自然の恐ろしさを体感した事件を臨場感を持ってお話しいただきました。
そんな困難をこれまでいくつも経験してきたご本人からのお話は皆さんも感じたものがあるのではないでしょうか。
こちらはさとうきびベビーの栽培スペース。
成長してきたら先端をカットし、栄養を蓄えます。
圧搾スペースを見学。
搾った後のカスであるバガスはボイラーの燃料や畑の肥料に利用します。
次の工程場所、発酵槽へ移動します。
LAODIの発酵は屋外で行われ、最大1週間の発酵期間を要します。
続いて蒸留工程です。LAODIでは2種類の単式蒸留器を使用します。ステンレス製をメインに使用し、木製のかぶと釜式蒸留器でより希少なホワイトラムを生産しています。
現在LAODIでは女性職人が蒸留を担当し、LAODIらしさを表現しています。
こちらのかぶと釜式蒸留器はクラフトジンの先駆者でもある辰巳蒸留所の辰巳氏との交流の中で実現しました。
「アジアのラムはアジアの蒸留器で作りたい」、そんな思いから鹿児島の大石酒造より許可と図面をもらい、醸造責任者・井上氏たっての希望でラオスでも蒸留器を製作しました。
こちらは人気シリーズである「スパイスドラム」のパクソンで使用しているラオス産の生姜です。日本で見かけるものよりかなり小ぶりですが、エキスがぎゅっと凝縮されているようです。
「精力剤になるんですよ!」という井上氏が説明すると男性陣の手が物凄いスピードで伸びていきました…。
こちらは熟成庫。バーボンとワイン樽の2種類が積み上げられています。
茶目っ気を含みながらも、自分の揺るがないこだわりを話す姿に皆さんが聞き入っていますね。
年間約10%のエンジェルシェアやソレラシステムについてなど、たっぷりご説明いただきました。
LAODIの人気ラインでもある「マリアージュラムシリーズ」の仕入れ秘話も。ウメは井上氏自身が5、6時間かけて山の中を歩き、梅の木を見て無農薬であることを確かめたなど、一つも妥協しない探究心をお話しいただきました。
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●今晩は蒸留所で宴会!飲んで食べて楽しいラオスナイト
全工程を見学した後、ついにお待ちかねの試飲タイムです。
ゲストスペースに並べられた各種類を自由に楽しんでいただきました。
その間、夜に行われるウェルカムパーティーの準備のため、蒸留所メンバー自らが焼き鳥などを仕込んでくれています。
陽も落ち、ついにパーティーが開始!もち米、ラープ、自家製スープなどが振る舞われました。蒸留所で食べるラオスの家庭料理は格別です。
井上氏が食べるお手本を見せてくれました。
他にも井上氏が一番美味しい麺料理としてわざわざ取り寄せて、用意いただいたのがこれ。
ラオス北部ルアンプラバン地域の細麺を使った一杯。
たくさん食べて飲んだ後の〆にばっちしの味わいでした。
ビールやLAODIを飲み続け、大盛り上がり!
開放的な空間でたくさんの交流ができました。
次回は3日目、収穫体験です!次回もお楽しみに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【ツアーレポ No.1】日本ラム協会主催 LAODI&ラオスツアー2024
https://www.laodijp.com/blogs/news/laodi_laos_tour_2024_ver1
ラオスまでのフライト情報からの地鶏を楽しむディナーとメコン川沿いの開放感たっぷりLAODI BARで長旅の疲れを癒す初日
【ツアーレポ No.2】日本ラム協会主催 LAODI&ラオスツアー2024
https://www.laodijp.com/blogs/news/laodi_laos_tour_2024_ver2
LAODI創業者・醸造責任者による直接解説付きの蒸留所見学ツアーと地元ラオス料理を味わうウエルカムパーティー
【ツアーレポ No.3】日本ラム協会主催 LAODI&ラオスツアー2024
https://www.laodijp.com/blogs/news/laodi_laos_tour_2024_ver3
アグリコール製法ラムのさとうきび収穫&圧搾体験、メコン川沿いで疲れを癒すビールタイム
【ツアーレポ No.4】日本ラム協会主催 LAODI&ラオスツアー2024
https://www.laodijp.com/blogs/news/laodi_laos_tour_2024_ver4
ツアー最終夜の様子や首都ヴィエンチャンの観光スポットなどをご紹介
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ツアー主催:日本ラム協会とは
About Rum Japan
日本ラム協会は日本におけるラムの「認知」「普及」「定着」を目指し、 消費者とラムを繋ぐ様々な活動によりラムの愛好家を増やすことを目的として設立された団体です。 「ラム・コンシェルジュ」の資格取得講座運営や アジア最大級のラムイベント「JAPAN RUM CONNECTION」の開催を通じて 日本ならびにアジアでのラムの普及に貢献しています。
http://rum-japan.jp/#anchor_about
今回のツアーはラムコンシェルジュの皆様を優先して募集いたしました!
「ラム・コンシェルジュ」とは
Rum Concierge
ラムはどのように生まれ、どのように造られ、
そしてどのように楽しまれているのか。
ラム・コンシェルジュ講座とは、その奥深い世界の入り口に立ち
ラムの歴史や製法を学ぶことにより
ラムを楽しく身近に感じさせられる“水先案内人”を目指すものです。
全国各地で開催中!
▼お申し込みはこちら
https://coubic.com/rumjapan
フレッシュなホワイトラム、芳醇さが楽しめるブラウンラム、そして甘くないスパイスドラムなど幅広いラインナップご用意しております。
▼全商品一覧はこちら
https://www.laodijp.com/collections/all
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LAODI日本輸入元 株式会社シィクリエイティブインターナショナル 担当の稲子です。
今回はラオスで日本人が作るクラフトラム LAODI(ラオディ) の蒸留所見学&ラオス観光というプログラムの日本ラム協会様主催「LAODI&ラオスツアー2024」2日目のレポートをお届けします。
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【目次】
・ホテル出発
・オリエンテーション
・昼飯
・蒸留所見学
・ウエルカムパーティー
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長旅を終えた翌日、2日目の朝です。
今回のメインイベント、蒸留所見学です!
9:00出発なので、それまでに皆さん一階の朝食会場で食事を取りました。
ビュッフェスタイルで、新鮮なフルーツや注文してから作ってくれるスクランブルエッグなど豪華な朝食をいただきました。(写真忘れました…。)
福島組のお二人も出発準備万端!
こちらはホテルの入り口です。
到着が夜でしたので、朝になってやっとヴィエンチャンの街並みが見えてきました。朝早く起床し、街を散歩した方もちらほらいらっしゃいましたね。
ホテルは中心部に位置しているため、観光もしやすいです。
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●ひたすら赤道!凸凹バス旅
バスに乗り込んで出発です!なんとも言えない内装が東南アジアらしいですね。
赤土の凸凹道を進み、中心部から約1時間半ほどかけて蒸留所に向かいます。
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●ついに到着!存在した「ミスターLAODI」
バスが無事蒸留所へ到着し、ゲストスペースにてオリエンテーションが始まりました。
もちろんお話しいただくのはこの方、LAODI醸造責任者であり創業者の井上育三氏です。
<LAODI醸造責任者 井上氏プロフィール>
1954年2月14日、広島県福山市生まれ。
LAODI醸造責任者。
同級生とともに化学分析機械販売の会社を立ち上げ、長年営業部長として自社製品を販売。取引先とのある出会いでラオスを訪れ、故郷・福山に似た風景や人々に魅了され、ラオスでのラム酒づくりを決意。
ラム酒づくりをはじめとする酒づくりは未経験だったものの、自身が持つ化学的知識や専門家から知識を得て、独自にラム酒づくりの経験を培ってきた。
たった一人の日本人として現地社員と働くが、実はラオス語は最低限レベル。その代わり、身振り手振りのジェスチャーやたまに出る備後弁でスタッフに指示を出すが、長年働くスタッフも多く、みな井上が話す広島ラオ弁を理解している様子。
2021年1月にはラオス共和国へ貢献した人物としてラオス政府より表彰。
到着するや否や、ラオスでラムづくりを行うことになった経緯やこれまでの苦労、そして今後の展望を熱くたっぷりお話しいただきました。
▼LAODIの詳しいブランドストーリー
https://www.laodijp.com/pages/brandstory
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●毎日これしか食べてない!井上氏の固定ランチ
オリエンテーションが一通り終わり、みんなでランチタイムです。
空芯菜のような漬物と甘めに味付けされた角煮と卵が乗ったご飯。
優しい味わいのスープと一緒にいただきます。
青空のもとで楽しそうですね!
蒸留シーズンは特にお昼はこれ一択です。村にご飯屋さんも数軒しかなく、いつもご飯を作ってくれる飯屋のお母さんも決まっています。そのため井上氏の昼メニューは自動的にこれしかないそうです。
しかしシンプルで優しい味わいは毎日食べても飽きないです。
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●「畑から自分たちで育てる」その現場へ
井上氏の説明の後はお待ちかねの蒸留所見学です。
まずはさとうきびが育つ畑へ、徒歩で向かいます。
LAODIのさとうきび畑は元々原生林地帯でした。今から20年ほど前に自らの手で開墾し、およそ20haの敷地面積を所有しています。品種はUTONGというタイ産の品種を栽培しています。基本的に1種類です。植え付け、雑草抜き、収穫まで全て手作業で行います。
もう少し奥の畑に進み、焼畑の説明を受けます。
昔、焼畑のために火をつけたところ、乾燥時期だったこともあり火が広範囲に燃え移ってしまったエピソードをお話しいただきました。
燃え広がらないようさとうきびを切り倒しても全く火が消えず、井上さん自身も真っ黒になり、髪の毛も燃えてしまうほどの事態に。
「これはもう明日日本へ逃げて帰ろうと思った」ほど追い込まれだ状況だったそうです。
火事自体は自然に消えていったそうです。
自然の恐ろしさを体感した事件を臨場感を持ってお話しいただきました。
そんな困難をこれまでいくつも経験してきたご本人からのお話は皆さんも感じたものがあるのではないでしょうか。
こちらはさとうきびベビーの栽培スペース。
成長してきたら先端をカットし、栄養を蓄えます。
圧搾スペースを見学。
搾った後のカスであるバガスはボイラーの燃料や畑の肥料に利用します。
次の工程場所、発酵槽へ移動します。
LAODIの発酵は屋外で行われ、最大1週間の発酵期間を要します。
続いて蒸留工程です。LAODIでは2種類の単式蒸留器を使用します。ステンレス製をメインに使用し、木製のかぶと釜式蒸留器でより希少なホワイトラムを生産しています。
現在LAODIでは女性職人が蒸留を担当し、LAODIらしさを表現しています。
こちらのかぶと釜式蒸留器はクラフトジンの先駆者でもある辰巳蒸留所の辰巳氏との交流の中で実現しました。
「アジアのラムはアジアの蒸留器で作りたい」、そんな思いから鹿児島の大石酒造より許可と図面をもらい、醸造責任者・井上氏たっての希望でラオスでも蒸留器を製作しました。
こちらは人気シリーズである「スパイスドラム」のパクソンで使用しているラオス産の生姜です。日本で見かけるものよりかなり小ぶりですが、エキスがぎゅっと凝縮されているようです。
「精力剤になるんですよ!」という井上氏が説明すると男性陣の手が物凄いスピードで伸びていきました…。
こちらは熟成庫。バーボンとワイン樽の2種類が積み上げられています。
茶目っ気を含みながらも、自分の揺るがないこだわりを話す姿に皆さんが聞き入っていますね。
年間約10%のエンジェルシェアやソレラシステムについてなど、たっぷりご説明いただきました。
LAODIの人気ラインでもある「マリアージュラムシリーズ」の仕入れ秘話も。ウメは井上氏自身が5、6時間かけて山の中を歩き、梅の木を見て無農薬であることを確かめたなど、一つも妥協しない探究心をお話しいただきました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●今晩は蒸留所で宴会!飲んで食べて楽しいラオスナイト
全工程を見学した後、ついにお待ちかねの試飲タイムです。
ゲストスペースに並べられた各種類を自由に楽しんでいただきました。
その間、夜に行われるウェルカムパーティーの準備のため、蒸留所メンバー自らが焼き鳥などを仕込んでくれています。
陽も落ち、ついにパーティーが開始!もち米、ラープ、自家製スープなどが振る舞われました。蒸留所で食べるラオスの家庭料理は格別です。
井上氏が食べるお手本を見せてくれました。
他にも井上氏が一番美味しい麺料理としてわざわざ取り寄せて、用意いただいたのがこれ。
ラオス北部ルアンプラバン地域の細麺を使った一杯。
たくさん食べて飲んだ後の〆にばっちしの味わいでした。
ビールやLAODIを飲み続け、大盛り上がり!
開放的な空間でたくさんの交流ができました。
次回は3日目、収穫体験です!次回もお楽しみに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【ツアーレポ No.1】日本ラム協会主催 LAODI&ラオスツアー2024
https://www.laodijp.com/blogs/news/laodi_laos_tour_2024_ver1
ラオスまでのフライト情報からの地鶏を楽しむディナーとメコン川沿いの開放感たっぷりLAODI BARで長旅の疲れを癒す初日
【ツアーレポ No.2】日本ラム協会主催 LAODI&ラオスツアー2024
https://www.laodijp.com/blogs/news/laodi_laos_tour_2024_ver2
LAODI創業者・醸造責任者による直接解説付きの蒸留所見学ツアーと地元ラオス料理を味わうウエルカムパーティー
【ツアーレポ No.3】日本ラム協会主催 LAODI&ラオスツアー2024
https://www.laodijp.com/blogs/news/laodi_laos_tour_2024_ver3
アグリコール製法ラムのさとうきび収穫&圧搾体験、メコン川沿いで疲れを癒すビールタイム
【ツアーレポ No.4】日本ラム協会主催 LAODI&ラオスツアー2024
https://www.laodijp.com/blogs/news/laodi_laos_tour_2024_ver4
ツアー最終夜の様子や首都ヴィエンチャンの観光スポットなどをご紹介
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ツアー主催:日本ラム協会とは
About Rum Japan
日本ラム協会は日本におけるラムの「認知」「普及」「定着」を目指し、 消費者とラムを繋ぐ様々な活動によりラムの愛好家を増やすことを目的として設立された団体です。 「ラム・コンシェルジュ」の資格取得講座運営や アジア最大級のラムイベント「JAPAN RUM CONNECTION」の開催を通じて 日本ならびにアジアでのラムの普及に貢献しています。
http://rum-japan.jp/#anchor_about
今回のツアーはラムコンシェルジュの皆様を優先して募集いたしました!
「ラム・コンシェルジュ」とは
Rum Concierge
ラムはどのように生まれ、どのように造られ、
そしてどのように楽しまれているのか。
ラム・コンシェルジュ講座とは、その奥深い世界の入り口に立ち
ラムの歴史や製法を学ぶことにより
ラムを楽しく身近に感じさせられる“水先案内人”を目指すものです。
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フレッシュなホワイトラム、芳醇さが楽しめるブラウンラム、そして甘くないスパイスドラムなど幅広いラインナップご用意しております。
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